世界の生理用品売り場~2022編~
世界の生理用品やFemtechグッズの存在、皆さんはどんなものがあるか知っていますか?
日本のアイテムは豊富?世界はもっと進んでいるのか?お値段は?
普段、比較したり見る機会も少ない世界の生理用品売り場レポートをお届けします。
▼目次
・初めまして!なブランドがシェアを占めるアメリカ
・オーガニックコットンが主流な韓国
・生理用品が安すぎる?ドイツ
・初めまして!なブランドがシェアを占めるアメリカ
私が最後にアメリカを訪れたのは2019年の秋。フェムテック市場の初期で生理用品やフェムケアブランドのD2Cが多く誕生し、リテールへの強化が始まった頃でした。
当時の主流アイテムは過去ブログをご覧ください。
2022年のTargetには初見ブランド「honey pod」がずらりと並び、2019年に棚を占領していたブランドが縮小気味に、、
以前は生理用品が多い印象だったのですが、ケア商品が拡大しデリケートゾーンケアからPMS緩和のパッチ、生理痛用のカイロまで幅広いラインナップとなっていました。
気になる「honey pod」のアイテムは植物由来で優しい香りが特徴。使い心地もさっぱりして、お気に入りアイテムとなりました。
そのほかにも、生理用品はナプキン、タンポンだけではなく月経ディスクも店頭に並びブランドが増えていることが分かりました。
さらに、セルフプレジャーグッズも近くの棚に並んでいたことから、社会的に女性の健康の関心と既存概念が変化していることが伺えました。
・オーガニックコットンが主流な韓国
韓国では、みんなさんご存知のオリーブヤングで生理用品をチェックしてきました。
そこまで大きくない店舗でもきちんと生理用品コーナーがあり、ラインナップもなかなか豊富。
そして、空前のオーガニックコスメブームの韓国ならではなのか、生理用品もオーガニックコットンを使用したものが多く陳列していました。
アメリカでも生理用品はオーガニックのものが多いですが、韓国もほとんどがオーガニックコットンを使用したものでした。
皆さんお馴染みのソフィーもや韓国系アメリカ人女性が立ち上げたブランドのRaelもあり国内外の商品が並んでいました。
また、写真を見てお気づきかもしれませんが、日本と比べてお値段は高めでした。
・生理用品が安すぎる?ドイツ
先ほどの韓国とは逆に生理用品の安さに驚いたドイツ。
ドイツは2019年にタンポンブックが話題となったことを覚えている方も多いと思いますが、その活動を経て19%課されていた税金が軽減税率の対象になり7%に引き下げられた国でもあります。
そんなドイツでは約100円から生理用品を購入することができます。日本で大体¥300〜、先ほどの韓国で¥700〜なので驚きに安さです。
また、ドイツでもオーガニックコットンを使用したものや環境への負担が少ないサスティナブルな商品が人気なようです。
環境への配慮が進んでいる国でもあるのでドラッグストアには月経カップや吸水ショーツの取り揃えもありました。
それにしても何故ここまで低価格で提供できるのか気になるのでご存知の方いたら是非教えてください。
・まとめ
今回は、北米、アジア、ヨーロッパの3カ国をまとめさせていただきましたがいかがだったでしょうか?
世界にはその土地ならではのオリジナル商品があったり、生理用品売り場を見るだけでも女性のヘルスケアについての取り組みについてが見えてきたりするので、年末に久しぶりに海外へ行かれる方は機会あれば見てみてくださいね。
個人的には、韓国とドイツの価格差にとても驚きました。世界各国でどのぐらいの金額で流通しているのか改めて調べてみたいものです。
各国の情報を引き続き集めていきたいと思うので、情報がある方は是非Period.までお寄せください。