国際ガールズ・デーを記念した生理の貧困支援について
10月11日は国際ガールズ・デーであり、Period.の設立記念日でもあります。設立した2019年は吸水ショーツを知っている人はほとんどおらず、フェムテックというマーケットがあることを知っている人もほんの一部でした。しかし、ここ最近では大手企業が吸水ショーツの取り扱いをはじめるなど、認知度が向上していることを日々感じています。
このマーケットが大きくなればなるほど、女性の身体が守られる世の中に繋がっていくと私自身は考えています。なので、多くの方に吸水ショーツをはじめフェムテックに興味を持っていただける機会ができたことはとても嬉しいことだと思っています。
また、そんな環境を創ることができたのは、Period.を応援してくださる皆さまがいたからこそです。いつもご愛顧いただきありがとうございます。今後も変わらずにPeriod.が皆さまの毎日に寄り添い続けられるよう努めさせていただきます。
そして、本日Period.よりリリースを出させていただきました。今回のブログではこのリリースを出した経緯についてお話させていただきます。
国際ガールズ・デーは国連によって定められた「女の子の権利」や「女の子のエンパワーメント」の促進を広く国際社会に呼びかける日です。世界には「女の子」であるがために生きられない子、教育が受けられない子が数多くいます。詳しくはこちらのページをご覧ください。https://www.plan-international.jp/girl/why/
皆さんご存知の通り「生理」によって学校へ通えない女の子も世界に多くいます。そんな女の子たちに向けての支援が世界的に行われていますが、コロナ禍を機に浮き彫りとなった「生理の貧困」問題を通じて国内でも同様のケースが存在することを知った方も多いでしょう。ずっと遠くの途上国での出来事ではなく、私たちの身の回りにも同じように生理用品へのアクセスに苦労している人は存在するのです。
ここからは私個人の考えとして受け取っていただきたいのですが、Period.を創業して以来、いつかこのような社会的な問題に取り組みたいと思い続けてきました。けれど、多くの企業が参画しているような途上国への支援ではなく、目の前にある国内の問題に目を向けたいという思いを持っていました。
「生理の貧困」が話題になるなか各自治体での配布や企業が無料提供の仕組みをつくるなど、今までになかった施策が実施され従来よりもアクセスへのハードルが下がったように感じていました。しかし、さまざまな配布結果や自治体とお話を伺うなかで本当の問題は配布だけではなく、きちんとその原因を探り根本を改善すること、同時に生理をはじめとして自分の体への知識を持つことが大切だと感じました。(このアクションをするために自治体の実証実験に提案を出したのですが力及ばす、、涙)
この問題は決して経済的な理由だけが原因ではありません、家庭環境によっては生理用品は不要だと考えられ、家庭に金銭的な不自由はなくても買ってもらえないケースなどもあります。また、人から聞いた話ではありますが、配布を行っても不要だと親に捨てられてしまうこともあるそうです。
このような事を知っていくなかで吸水ショーツが役立てるのではないかと思うようになりました。繰り返し使用できることはもちろん、はじまりそうな時、終わりかけの時の悩むタイミングで使用すればナプキンを無駄にすることもありません。おりものが多く気になるときにも使えるので、いつものショーツを汚すことなく過ごせます。
また、Period.は創業以来、必要なすべての人に届けるという思いのもとブランドを運営してきました。このように悩みを抱えている人を見過ごすことはできません。ショーツを通して生理について知ること、生理をはじめ自分の身体の選択を自分で行うことの権利は全員にあるはずです。そんな考えから今回このような施策を実施させていただきます。
生理をきっかけに同じことに悩み、共感する人々と繋がり、手を取り合える機会が創出できたらいいなと考えています。皆さまの毎日にもっと寄り添えるブランドを目指して今後展開していく予定なのでご期待いただけますと幸いです。