国際女性デーと女性の健康課題

国際女性デーと女性の健康課題

年を増すごとに広がりを感じる国際女性デー
今年も企業での取り組みをはじめ、各個人がSNSで記念日をアップするなど数年前とはよりも多くの関心を集めていることが分かりました。

国際女性デーの認識が広まり、無意識のうちにされている差別に気がつくことにより女性の健康課題への取り組みも向上すると考えられます。

目次
1、国際女性デーについて
2、女性たちが直面する課題や不平等とは?
3、国際女性デーと女性の健康課題

 

1、国際女性デーについて

国際女性デーは、毎年3月8日に国際的に祝われる女性の社会的、政治的、経済的な成果を称えるための日です。この日は、女性たちが直面する課題や不平等についての意識を高め、平等と正義を追求するために世界中で様々な活動やイベントが行われます。また、女性の権利や地位向上のための政策の推進や、ジェンダーに基づく暴力や差別の撤廃に向けた取り組みが行われる日でもあります。

 

2、女性たちが直面する課題や不平等とは?

女性が無意識にされている差別には、以下のようなものがあります。

  1. ジェンダーステレオタイプの影響: 社会的に構築されたジェンダーステレオタイプは、女性が「家庭的で世話好き」「感情的で弱い」「リーダーシップに向かない」といった偏見や誤ったイメージを持たれることがあります。これらのステレオタイプは、女性が職場や社会において不公平な扱いを受ける原因になります。

  2. 職場における偏見: 女性は、職場においても男性と同じように仕事をしているにもかかわらず、出世や昇進の機会が少なかったり、同じ仕事をする男性よりも低い給与を受けていることがあります。また、女性が出産や育児休暇を取ることがあるため、職場での評価やキャリアアップの機会が制限されることもあります。

  3. 性的ハラスメント: 女性は、職場や学校、公共の場で性的な言葉や行為をされることがあります。これは、女性が男性に比べて弱い存在だと認識されていることや、性別に基づく権力関係が働いていることが原因となっています。

  4. 家庭内での役割分担の偏り: 家庭では、女性が家事や育児などの仕事を担うことが多く、男性はそれらをあまり担当しないことがあります。これによって女性は家庭と仕事を両立することが難しくなり、キャリアアップの機会が減少することもあります。

これらの差別は、社会の根深い構造や文化、制度などが背景にあるため、なかなか解消が進まない問題です。しかし、意識改革やジェンダーに関する教育、法制度の改正などを通じて、このような差別を減らすことが求められています。

3、国際女性デーと女性の健康
無意識の差別には我々の健康に関することもあります。
例えば、身近なところで言えば多くの企業が実施している健康診断。基本的に男性特有の病気を発見することに長けた内容になっており、女性特有の病気を発見するには婦人科健診や乳がん検診を付ける必要があります。

近年、企業負担で婦人科健診や乳がん健診を受けられる会社も増えてきましたが、未だにこれらは個人負担の企業がほとんどです。
けれど、この事に対して「それは変じゃない?」と疑問を持った人はまだ多くないはずです。
健康診断だけではなく、さまざまな商品の開発においても男性がモデルとして設計されたものが世の中に多く、実験や研究ではオスのマウスを用いることがつい数年前までは当たり前とされていました。
近年、このような実態に声をあげることで改善がされつつありますが、その中でよく耳にする「女性ばかりずるい」という声です。
そもそも男性が基準にゼロとして、女性はマイナスな状態で始まっていると言っても過言ではありません。
生理の日も同じような考え方ができて、生理以外の日が基準の0とするならば、生理の日はマイナスな状態。
そのマイナスの差分を埋めることがPeriodやその他femtechを扱う企業の使命です。
女性の社会的な立場も生理もマイナスであることは、意識しないと感じ取ることができません。
そのぐらい我々は日々我慢を無意識のうちにしている証拠でもあります。
日常の中で感じた違和感をないものにせず、それらが生じる理由を思考して異議を唱えるそんなアクションをしていくことで、人生の先輩方がしてくれた功績を後世に継承していくことができます。
3月は「違和感」に気がつく月間として、社会生活での違和感と自分のからだとこころの違和感がないかアンテナを張ってみてください。

シンプルで履き心地の良さを追求したPeriod.のショーツ。
漏れを気にせずに過ごしてみませんか